【バドミントンコーナー1】


〈基本動作3ケ条〉

・「ハイ」という素直な心。

・「お願いします」(「すみません」)という謙虚な心。

・「ありがとうございました」(「失礼します」)という感謝  

   の心。

 

〈部  訓〉

1つ 時間を有効に使い、効率の良い活動をしよう。

1つ バドミントンを愛し、自発的・協調的に活動しよう。

1つ 活動を通して相手を尊重し自己を高め、文武両道を目指そ

   う。

1つ 良きものを継承し、新しきものを創造しよう。

 

練習訓〉

・先生の指導を理解し、練習には課題を持て。

・先輩の教えを守り、練習に精進せよ。

・練習は試台の如く、試合は練習の如し、コ一トは人生なり。

・闘志なき者は、コートを去れ。

・勝つ練習ではなく、強くなる練習をせよ。そして、負けない

自分をつくれ。

 

〈試合訓〉

…試合前の心構え…

1. ベスト・コンディションで試合にのぞみ、当日の調子をつかめ。

2. 敵を知り、己れを知れば、百戦殆からす。

3. ウォーミング・アップで十分な汗をかけ。ランニング、フットワーク、シャトルを打ってアップせよ。

4. コートマナ一を厳守せよ。相手を尊重し、冷静に燃えた紳士・淑女になれ。

5. 気持ちのゆとりを持て。心の持ち方は、平常の心とかわってはならない。試合は練習の如し。

…試合中の心構え…

6. 自信を持って試合に臨め。自分の長所でゲ一ムをせよ。

7. 試合の流れを考えよ。基本を忠実に守り、自分のペースをつかめ。

8. 気分転換を早めよ。つのことに固執するな。

9. シャトルの下まで走り込み、正しいジャッジで試合を進めよ。粘ることで活路を見出せ。

10.後半戦に“試合の山がある。勝ちを急がす、慎重になりすぎず、勝負どころを押えろ。

 

練習の心構え

==練習では課題をみつけろ==

 バドミントン競技以外でもあてはまるだろうが、上手な人と下手な人(上級者と初級者)の違いは何であろうか。バドミントン競技にみる限り、どちらのゲームをみてもクリヤー・スマシユ・カット・ドロップ・ヘアピン・レシーブとやっていることに違いはない。そうです。中身が問題なのです。同じ練習でもやる人が違うと全く異なった練習になってしまいます。そこで考えてほしい。どうすれば少しでも上手になれるのか。もしくは、少しでも上手な人に近づけるのかを。

 毎日の練習の中で“自分と上手な人はどこが違うのか”を考えられる選手でないと上達が遅いのです。上手になる選手は、毎日の練習の中に課題をみつけるのが大変うまい。すなわち、自分のどこが悪くてどういうふうに自分がなりたいのか、というはっきりとした課題(目的意識)が立てられる選手は上達が早いのです。

 

《練習を始める前に》

 バドミントンは個人競技のスポーツですが、学校での活動をみると団体(チーム)として集まりお互いに練習する形式をとっています。

 チームプレを要求されるスポーツで大切なことは、チームがまとまっていることです。そして、選手一人一人の心構えや姿勢が真面目で、かつ意欲的なことです。バドミントンは個人競技のスポーツですが、上述のようなことを大切ではないと感じている部員がいたらこれは大変なことです。なぜならば、練習の効果・効率が高められず、チームの到達度が高くならないからです。一人一人の選手がしっかりした目標をもって、真剣に参加する雰囲気がチームの中に必要です。そうでないと、結果的に部員に迷惑をかけていることになるからです。

 バドミントンというスポ一ツは、競技性が高まれば高まるほど苛酷なスポーツへと変貌してゆきます。ラケットのわずかな変化や相手の一瞬の動きを読みとる力は、のんびりした練習をしていては身につきません。指導の一言一言に、機敏に対応するチ一ムでなくては中身の濃い練習になりません。指示されたから動くのではなく、自分の意志(自発的)で次の練習へ無駄なく移ることが活動そのものを円滑にし、そして、生産性を高めることにつがるのです。

 最後に、練習は相手に勝つことが目的ではなく、おのれを鍛えること(自己研鑚)であることを忘れてはなりません。練習を通してお互いの友情を深めるとともに、正しい人生の生き方や奉仕の精神を身につけることが大切なのです。

 

新入部員へ

 バドミントン(Badminton)は屋外で単にシャトルを打ち合うレクリエーション的な「羽根つき」程度のものから、コート内で行なう競技まで非常に広い幅を持っています。

 このことはバドミントンというスポーツが多くの愛好者を持っているということになり好ましいことではあります。しかし、その反面バドミントンという競技が安易なスポ一ツであるという誤った解釈をされる危険も含んでいます。

 このスポーツが見た目とは全く違った想像をはるかに越える基礎体力・基本技術・精神力を必要としていることを、本当に理解している人はまだまだ少ないように思います。  

 基礎体力・基本技術・精神力の三要素を十分に身につけ、膨大なエネルギー消耗にも耐え、新幹線よりも速い瞬間速度を持つシャトルコックのスピードについてゆくためには、やはり当然のことながら日常の練習を正確に有効に行なうことしかありません。

 だれでも、ラケットを握った以上は他人より早くうまくなりたいと思うものです。それには他人のうまさをうらんだり、自分の才能の無さをなげいていずに、辛抱強く基本をひとつひとつ身につけていく心構えが必要です。

 最後に、練習は相手に勝つことだけが目的ではなく、おのれを鍛えることであることを忘れてはなりません。訓練の中から正しい人生の生き方を身につけることが大切なのです。

 

活動の際のエチケット(礼儀・作法)

 活動をするうえで、誰でもが心得ておきたいエチケットがあります。

 1、挨拶をする 2、決められた時間を守る 3、約束を守る 4、公私の区別をはっきりする などのエチケットを守ることが先生や部員に迷惑をかけす、気持ちの良い人間関係をつくるもとになるのです。

これから、これだけは身につけておいてほしい活動をするうえでのエチケットについて、一緒に考えていきましょう。

@ 練習開始

・早めに活動場所に行き、

自分のベースをつくる。

・明るく挨拶をする。

 

 

 

 

・忘れ物をしない。

 

(1)4時に体育館に来たのでは、4時から練習ができな   い。

(1)挨拶は、良い人間関係のもとになる。

(2)自分からすすんで挨拶を。

aおはようございます(こんにちは)

bお願いします

(1)部室を出る前に持ち物のチェックを。

Q1)部室を何時に出るべきでしょうか

Q2)練習のためには、どんな物を用意すれば良いでしょうか

Q3)遅刻しそうな時、遅刻した時はどうすれば良いでしょうか

 

A ウエア(服装)

・バドミントンは紳士、淑女のスポーツ

 

(1)バドミントンにふさわしい服装・身噛み

(2)清潔に・機能的に

(3)晋段の練習はTシャツでも良いが・ソックスは日のみとする。

(4)ジャージ・トレーナはその日の気候に合わせ、機能性を良く考える。いつまでもジャージを着ていては本番との差がありすぎるし、動きにくい。(ウインドブレー力―も同様)

 

B 活動中

・真剣な取り組。

・練習の邪魔になることは慎む。

 

・身の回りは常に整理整頓

 

 

 

(1)私語は慎む。

(1)練習に集中する。

(2)お互いを注意できる各自の前向きな取り組み。

(1)荷物は整頓しコート外にきれいに並べる。

(2)ノックの時はシャトルを拾うことも練習のうち。

Q1)先生に注意された時、何を最初に考えれば良いでしょうか

Q2)部活動における奉仕の精神とは何でしようか

Q3)活動の取り細の良くない人がいた時はどうしたらよいでしょうか

 

C活動場所を離れる時

・顧問(いないときは部長)に一言。

 

・無駄話をしない。

 

(1)トイレに行くときも必ず一言言ってから行くこと。

 

(1)水の補給は原則として各自が活動場所に持参する。

 

D 練習終了

・整理整頓。

・体育館のゴミはほとんどがバドミントン部が出したもの。

 

 

・マネジャー(見学者)

 

 

・挨拶を忘れない。(大きな声で)

 

(1)ネット・ポールを片づける。

(2)モップを掛ける。先輩がやっていたらすぐ交代する。

(3)羽根が落ちているのを見掛けたらすすんで拾う。

(1)ゴミとりはマネジャ
-(見学者)が行い円滑なクールダウンのために援助する。

(2)ゴミ箱のゴミは定期的に捨てる。

(1)「ありがとうございました。」

(2)「お疲れさまでした。」

(3)「さようなら。」

 

E 部外者が来たら

・自分たちのために来てくれているという感謝の気持ち。

 

(1)気がついた者が挨拶をする。続けて挨拶。

(2)マネジャ一はイスを出す。

(3)すすんで打ってもらう(基本打ちやゲーム)。

(4)相手をしてもらったら必ずアドバイスを頂く。

*“自分は上手になりたい”ということが伝わらないようではまた来てくれない。

 

 クラブ活動は一つの集団であると同時に、一つの組織でもある。顧問がいて3年―2年―1年と続く。OBの活動が活発な部は縦も横の関係もうまくいっている。また、顧問がいいかげんならば、生徒も練習に対する取り細は低くなるだろう。同じように、3年がダメなら2年が、2年がダメなら1年がというように伝染して行く。

 顧問は主としてアドバイザー(助言者)である。生徒(選手)の競技力向上に少しでもプラスになればと介入はするが、やるのは生徒(選手)であり、上手になるも下手になるも基本的には生徒(選手)の気持ちの持ち方にかかっていると言ってよい。先輩や先生の指示に従えない者は決してうまくはなれない。先輩や先生の指示に不満を持つときもでてくるであろう。だが、良く考えてほしい。1年後2年後の成長を達成する為に、君を見込んで指示を出しているのでる。どうしても納得しがたい場合はどうしたら良いだろうか。先輩や先生の指示を拒むことはできないが、提言することはできる。部にとってもそして、自分にとっても前向きで、建設的な提言をすることが大切である。

 

《言葉づかい》

【基本用語】

1 おはようございます(こんにちは)

2 失礼します

3 お願いします

4 ありがとうございました

5 失礼しました

6 お疲れさまでした

7 さようなら

【練習用語】

1 ハイ

2 お願いします

3 すみません

4 ありがとうございます

5 ありがとうございました

6 ファイト

7 オーイ

8 ガンバレ

9 もう一度お願いします

10 〜してもらえませんか

11 どうですか

12 失礼ですが名前を教えて下さい