【バドミントンコーナー3】

【ダブルスの戦法】

 今回のダブルスの戦法は、ヤマハの飯野氏に指導者講習会で教わった内容を管理人が自分のつたないプレー経験と照らし合わせ、まとめたものです。自分の『ダブルス観』を述べたものですがレベルが上がるともっともっといろいろなことがあることと思います。

 

ゲームにあたり 「スピードとテンポで攻める」

          「ペアへの安心の掛け声」を忘れるな!

《サービス場面》

【サーバー側】

@ 浮かないショートサービスをしっかり入れる。 相手の呼吸(タイミング)をずらし、相手からの鋭いプッシュを極力さけるようにする。そのためには、クロスサービス・ドリブンサービス・ロングサービスも用いる。

A 相手がバテたら(後半戦orファイナルゲーム)1球目から常にロングサービスを打つ。

B サーバーのパートナーは、3球目をクロスに沈めるようにする。 そのためには、相手のプッシュをクロスに打たせるようなしっかりしたサービスを打ち山をはる。

【レシーバー側】

C 重心を低くして、身体ごとシャトルの下に入り、プッシュor ヘアピンorハーフを打つ。 ロブは極力さける。ロブを打つ際は、高く深く打ち中途半端には打たないこと。サービスを始めから上げているようでは、勝つ気がないのと同じである。

D 頭の隅にロングサービスを入れておくこと。対応としては、極力沈めるようにする。⇒ 相手はスマッシュを待っているので、苦しくてもそのコースをはずして打つこと。また、上げるときは、時間を稼ぐために高く逃げること

 

《レシーブ(SbyS)場面》

E 二等辺三角形の原理。 相手の後衛を頂点とする二等辺三角形を形成するポジションを忘れない。

F ストレートの切り返しからの展開を作る。 バックハンド(フォアハンド)より切り返し、前衛の頭上or肩口を抜く。また、後衛を振り、シャトルがいいコースに行ったらネットに詰める。

G 相手の前衛をとにかくはずすコースを考える。フォアサイド側からの全面クロスリターンネットも可。

H ストレートスマッシュを打ってきた相手の足元へ、ストレートのドライブを沈める。⇒ 相手のネットへの返球を待つ。

I 相手のスマッシュを極力前で取り、ストレートのネット前へ返球する。 返球しながらネット前へ移動したら、パートナーはバックへ素早くリカバリーする。

 

《アタック(T&B)場面》

衛】

J 半面で2対1を形成し打ち抜く。 切り返しのこないコース(Body or 利き腕の肩口)にスマッシュを連打(カットやドロップも入れてよい)し、レシーブミスを前衛がはたく。一本一本アタックする時に、魂を込めて打つ。

K 相手(SbyS)のセンターに(スマッシュ・カット・ドロップ・クリアー)打ち、エラーを誘う。ネットへの返球もセンターが有効。

L L攻撃 特に後衛のバックサイドからのリバースドロップを打ち、相手の返球(ストレート)を返球者のバック側に打つことは有効。

【前衛】

M 前衛が思い切った予測をして、積極的にカット(ストップ)しに行くことが一番大切である。 立っているだけではダメ。

N 前衛は、身体の後ろへ抜けるシャトルは追わない。 サービスプッシュなども後衛に処理を任せることも可。

O 一回シャトルを追ったら途中で足を止めるな。 パートナーは、ペアのしぐさを見ているのでフォローができない。