『アールデン系 第8弾』
〜〜鳩の魔術師〜〜
”アドリアヌス・ファンデウェーゲン
(Adrianus van der Wegen)
今まで取り上げてきた鳩舎は、いずれもアールデンピジョンの血が流れてる。ファンデウェーゲン鳩舎の基礎鳩は有名な『オードドファーチェ』である。まず、『オードドファーチェ』の血統構成を紹介し、アールデンピジョンの血の流れを見てみたい。
母親の”Bontje
Aarden”は、ヤン・アールデン作の50年生れド37・38・49・56と異母兄弟姉妹の関係にある。また、”Bontje
Aarden”の全兄弟姉妹には多くの優秀な種鳩がみられ、『オードドファーチェ』がアールデンピジョンの血を色濃く受け継いでいることが推察される。
『オードドファーチェ』は無記録で種鳩となったが、全兄弟の”Tien”の翔歴を以下に記す。
以上 2003.7.26(土)
*第2回は『A.ファンデウェーゲン鳩舎』の血統を構成する2つの基礎交配を紹介します。まずは基礎交配Aをご覧下さい。
(参考文献は、PigeonParadiseサイトのAdrianus
van der Wegen、1995年CH誌2月号、アールデンブックより)
基礎交配A H58-314753 BC(Oud Doffertje)× H55-497392 DC(Oude Donkere Duivin) 基礎交配B H58-314753 BC(Oud Doffertje)× H57-704975 BC(Oude 75 Duivin) |
1000K6回入賞の内
Dax nat.1位 2947羽中
b H60−252162 BC ♀ De“Lamme”
1000K9回入賞の内
St.Vincent nat.6位 7355羽中
Dax nat.10位 4595羽中
Dax nat.7位 3395羽中
Dax nat.11位 2949羽中
c H59−179386 BC ♂ De“86”
1000K10回入賞の内
St.Vincent nat.12位 7355羽中
Dax nat.19位 2949羽中
Dax nat.34位 3395羽中
St.Vincent nat.80位
St.Vincent nat.86位
d H60−252161 BC ♀ De“Zuster Lamme”
1000K8回入賞の内
St.Vincent nat.43位 5869羽中
St.Vincent nat.28位
e H59−179393 ♂ De“Augouleme”
1000K11回入賞の内
St.Vincent nat.84位
f H60−252171 BC ♂ De“71”
1000K6回入賞
〜〜平成15年8月3日(日)〜〜
*第3回は『A.ファンデウェーゲン鳩舎』の血統を構成する基礎交配Bをを紹介します。
(参考文献は、PigeonParadiseサイトのAdrianus
van der Wegen、1995年CH誌2月号、アールデンブックより)
g H64−1096152 BC ♀ “De 52”
1000k19回入賞の内
Bergerac nat. 2位 5168羽中
Dax nat.35位 3228羽中
nat.39位 2969羽中
nat.68位 4287羽中
St.Vincent nat.76位 7640羽中
h H64−1096168 BC ♂ “De Schrale”
1000k5回入賞の内
Bergerac nat.56位 5168羽中
Dax nat.25位 3228羽中
St.Vincent nat.94位
i H65−2023856 BC ♀ “Oud Donkertje”
1000k3回入賞の内
St.Vincent nat.44位
j H65−2023874 “De 74”
1000k8回入賞の内
Bergerac nat.14位
k H64−1096151 BC ♂ “De Witpen”
1000k9回入賞(De52の同腹)。
直子にルフェック
〜〜平成15年9月20日(土)〜〜
*第4回は『ファンデウェーゲン鳩舎』から流れて他鳩舎で活躍した例を紹介します。
(血統は『銘鳩写真大集’78』(チャンピオン社)を参照して作成しました)
コンテンツヤン・アールデン系*第5弾:”ファンゼルデルン兄弟鳩舎”でも触れていますが、ウェーゲン作の65−2028730 BC ♂ は後にヤン・ツ・パスへ渡り、”ダフィヤ”や”クラインチェ”の全姉妹や異母兄弟がヤン・ツ・パスからファンゼルデルン兄弟へ流れて活躍鳩を多数輩出しています。
自鳩舎のみならず、他鳩舎に渡ってもその血が途絶えることなく活躍鳩を輩出しているところにウェーゲン鳩舎鳩の偉大さを伺うことができます。
さらに、オード・ドファーチェの直子を導入し自鳩舎の基礎鳩とし、活躍し続けている代表的な鳩舎を紹介したいと思います。それはアルベール・シモンズ鳩舎です。シモンズ鳩舎については後日詳細にコンテンツを作り紹介したいと思っていますが、ドード・ドファーチェの自身孫交配で作出された直子がシモンズ鳩舎の躍進を支えました。以下にその血統構成を記します。
(参考文献:上記の血統は1988年 チャンピオンダイジェスト6月号を参照)
以上4回に渡り『A.ファンデウェーゲン鳩舎』を紹介しました。現在はご子息の兄のアントンとルーシー夫人、弟のジャック氏が同ラインで活躍しています。現在の活躍鳩並びに血統は他の書籍に委ねたいと思います。
〜〜 平成15年11月12日(水) 〜〜