『アールデン系 第2弾』
”H50年生れの全兄弟姉妹4羽”の紹介
(「アールデンブック」より) −−2001.1.2−−
アールデンが作翔した有名な“ド・37”“ド・38”“ド・49”“ド・56”の4羽が今日のヤン・アールデン系の出発点と私は考えています。これら4羽が種鳩として子孫に優秀な血を残したのは言うまでもありません。そして、これら4羽がレーサーとしても優秀であったことを検証したいと思います。
1950年当時、レースで重要視されていたのはサンバンサンとダックスのナショナルレースだったようです。多くの鳩舎が自慢のエース級の鳩をこれらのレースに投入してきたと思われます。以下に上記の4羽の代表翔暦を紹介します。
“Zevenendertig”
H50−ド・37 ♂1952年 652e St.Vincent 8442d
1953年 904e St.Vincent 8242d
1954年 2281e St.Vincent 10301d
878e Dax 4086d
1955年 885e St.Vincent 9144d
“Achtendertig”
H50−ド・38 ♀ 1952年 9e St.Vincent 8442d21e Dax 4013d
1953年 69e St.Vincent 8242d
957e Dax 4257d
1955年 243e St.Vincent 9144d
“Negenenveertig”
H50−ド・49 ♂1953年 9e St.Vincent 8242d
“Diepe Mees”
H50−ド・56 ♀1953年 199e St.Vincent 8242d
512e Dax 4257d
1954年 2323e St.Vincent 10301d
1955年 18e St.Vincent 9144d
1956年 466e Dax 3252d
1957年 186e St.Vincent 9045d
サンバンサンもダックスも実距離で950kはあります。日本(関東)のレースに置き変えると、東日本CH1000kといったところでしょうか。日本のようにいる鳩を全部(言葉は悪いが)参加するのとは違い、選ばれた鳩だけが参加するナショナルレースでの上記の翔歴は想像に絶するものがあると思います。すばらしい鳩たちです。